
MacのVoiceOverの新機能
macOS VenturaのVoiceOverでは、Macを不自由なく操作できるように、新機能が導入されています。
注記: VOはVoiceOver修飾キーを表します。VoiceOver修飾キーを使用するを参照してください。
VoiceOverのテキストチェッカーを使用すると、スペースの重複や誤って大文字された文字などの、よくあるフォーマットの問題を見つけることができ、入力内容の校正を簡単に行えます。
VoiceOverを使ってテキストフォーマットの問題を検索するを参照してください。
VoiceOverでは、繰り返しの空白を示したり、先頭のインデントの数を読み上げたりできるので、プログラミングコードを書くときに特に便利です。
VoiceOverを使って空白を読み上げるを参照してください。
VoiceOverの対応言語に、アラビア語(世界)、ベンガル語(インド)、バスク語、ボジュプリー語(インド)、ブルガリア語、カタロニア語、クロアチア語、フランス語(ベルギー)、ガリシア語、カンナダ語、マレー語、北京語(遼寧省、陝西省、四川省)、マラッタ語、ペルシャ語、上海語(中国本土)、スペイン語(チリ)、スロベニア語、タミール語、テルグ語、ウクライナ語、ヴァレンシア語、ベトナム語を含む20以上の言語およびロケールが追加されました。
VoiceOverによって提供される、補助機能に最適化された新しい声が、対応言語全体で数十種類になりました。
VoiceOverコマンドを使って、日付と時刻、Macのバッテリーおよびネットワークの状況を素早く確認できます:
VO+F7: 現在の日付と時刻を読み上げます。
VO+F7+F7: Macのバッテリーの状況を読み上げます。
VO+F7+F7+F7: Macのネットワークの状況を読み上げます。
「ブック」アプリケーションでVoiceOverを使用する場合:
VoiceOverのカーソルは、現在のページの最後に到達すると、自動的に次のページに移動します。
「ブック」以外に移動してから戻ってきても、元の位置が記憶されます。
VoiceOverローターを使って、ハイライトやページなどのブック固有のコンテンツに移動できます。
VoiceOverで点字ディスプレイを使用している場合、ライブキャプション(ベータ版)を使用して音声のリアルタイムキャプションを取得できます。これにより、FaceTimeやポッドキャストなどの任意のアプリケーションや周囲の目の前での会話の音声を簡単に理解することができます。
注記: ライブキャプションは現在ベータ版です。ライブキャプションはAppleシリコンを搭載したMacコンピュータでのみ使用でき、一部の言語、国、または地域では利用できない場合があります。ライブキャプションの精度は一定ではなく、危険性の高い状況または緊急時にはライブキャプションを信頼すべきではありません。
VoiceOverで点字ディスプレイを使う場合、「VoiceOverユーティリティ」で以下のことができるようになりました:
点字ディスプレイの最後まで入力したら、折り返して挿入ポイントを次の点字行に移動させます。あるいは、挿入ポイントを行の最後で止まるようにして、パンして戻らなくても入力内容を簡単に確認できるようにすることもできます。
「ブック」アプリケーションでページの上部または下部にパンするときは、自動的にページを移動します。