19-D-5 Silverlightを利用したビジネスアプリケーション作成のポイント

Silverlight を用いたビジネスアプリケーション作成のポイント西崎　公太 19-D-5

Silverlight とビジネスアプリケーション設計・開発のポイントアプリケーションアーキテクチャ Composite Application Guidance UI とロジックの結合方法非同期 Agenda

Silverlight とビジネスアプリケーション Silverlight とは Web 上で動画やアニメーションを用いたリッチなメディア体験や、豊かな表現力を持ち、機能性や操作性に優れた Web アプリケーションを迅速に開発、配信するための、最も包括的で強力なアプリケーション開発フレームワーク出典 : http://www.microsoft.com/japan/silverlight/

Silverlight とビジネスアプリケーションポイントリッチなメディア体験、豊かな表現力機能性、操作性 Web アプリケーション迅速な開発、配信包括的、強力なフレームワーク

Silverlight とビジネスアプリケーションビジネスアプリケーション日常業務の効率化クライアントの展開、処理のサーバ集中開発生産性、保守性要件にマッチした場合には◎ 豊かな表現力操作性 Web 迅速な開発、配信フレームワーク

アプリケーションアーキテクチャビジネス処理をどこで行うかクライアント、サーバ通信に何を用いるか WCF SOAP REST HTTP

アプリケーションアーキテクチャ選択したアーキテクチャ WCF との親和性が高い ( たまたま ) 対象アプリがサービス公開を行う Client Application Database Silverlight アプリ Web サービス RDB WCF

Composite Application Guidance WPF および Silverlight 用の Framework 参照 : http://www.codeplex.com/CompositeWPF/

Composite Application Guidance コンセプト UI Composition “ Region” を組み合わせて UI を構成する Modularity 疎結合したモジュールを組み合わせてアプリケーションを構成するイベントや DI などを使用して実現している

Composite Application Guidance ビュー XAP ファイル ( メイン ) XAP ファイル ( モジュール ) XAP ファイル ( モジュール ) サービス

Composite Application Guidance Event Publication/Subscription イベントの発信者と受信者の分離複数の発信者からのイベントを受信 .NET Event 発信者 this.TheEvent(this, eventArgs); 受信者 Publisher. TheEvent += this.TheEventHandler; 発信者への参照が必要

Composite Application Guidance Event Publication/Subscription イベントの発信者と受信者の分離複数の発信者からのイベントを受信 CAL Event Publication/Subscription 発信者 this.EventAggregator.GetEvent<TheEvent> .Publish(eventArgs); 受信者 this.EventAggregator.GetEvent<TheEvent> .Subscribe(this.TheEventHandler);

Composite Application Guidance 得られる効果機能単位での開発開発者が自分の担当機能に専念カスタマイズ性の向上リリース後にモジュールによる機能追加

UI とロジックとの結合方法 MVVM(Model-View-ViewModel) パターン WPF に適用するパターンとして考案同様のアーキテクチャを持つ Silverlight に自然に適用可能 UI(View) と振る舞い (ViewModel) との分離 Model 通知 ( プロパティ、イベント ) バインド操作 View ViewModel

UI とロジックとの結合方法 MVP(Model-View-Presenter) パターン WinForm 、 ASP.NET などで使用 CAG のサンプル実装で使用 UI(View) と振る舞い (Presenter) との分離 Model 操作 ( インターフェイス経由 ) 移譲操作 View Presenter

UI とロジックとの結合方法得られる効果再利用性の向上ロジックの粒度を細かくし、再利用しやすくする UI と振る舞いとの分離単体テストの容易性

非同期 Silverlight の Web アクセスはすべて非同期 UI スレッドを止めることはできない別スレッドで実行されるマルチスレッドプログラミングが必要処理中に操作ができてしまうビジネスロジック実行中は、コントロールを無効化するなどの対処が必要

非同期マルチスレッドプログラミング必要であること自体は避けられないよりとりつきやすい方法を採用する XXXAsync() ～イベント BeginXXX() ～コールバック・ EndXXX() BeginXXX() ～ wait ～ EndXXX()

非同期 XXXAsync() ～イベント var service = new CalcClient(); service.AddCompleted += (sender, args) => { this.View.DispatchMain( () => TestModel.Result = args.Result); }; service. AddAsync (TestModel.FirstOperand, TestModel.SecondOperand);

非同期 BeginXXX() ～コールバック・ EndXXX() var service = (Calc)new CalcClient(); service. BeginAdd (TestModel.FirstOperand, TestModel.SecondOperand, s => { this.View.DispatchMain(() => TestModel.Result = service. EndAdd (s)); } , null);

非同期 BeginXXX() ～ wait ～ EndXXX() new Thread(() => { var service = (Calc)new CalcClient(); var handle = service. BeginAdd ( TestModel.FirstOperand, TestModel.SecondOperand, null, null); handle.AsyncWaitHandle. WaitOne (); this.View.DispatchMain(() => TestModel.Result = service. EndAdd (handle)); }).Start();

最後に Silverlight はビジネスアプリケーションに適した一面も持っている用途に適したアーキテクチャの選定が重要 Composite Application Guidance も視野に入れて非同期処理、マルチスレッドプログラミングが不可欠

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